国際目録原則覚書(読み)こくさいもくろくげんそくおぼえがき(英語表記)Statement of International Cataloguing Principles(ICP)

図書館情報学用語辞典 第5版 「国際目録原則覚書」の解説

国際目録原則覚書

国際図書館連盟によって策定された目録に関わる諸事項についての国際合意.2009年に最初に策定され,2016年に改訂されている.「パリ原則」(1961年)に代わるものとして,従来目録法伝統FRBR基盤にして構築された.あらゆる形態の資料を対象として,書誌データおよび典拠データのあらゆる面に適用範囲が拡張され,目録の機能だけでなく,国際的に目録規則が備えるべき指針となっている.探索および検索の能力に関する指針をも備えており,記述目録法および主題目録法に対する一貫した道筋を提供することを目的としている.第一の原則には目録利用者の利便性に資することを挙げている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android