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国際資源循環 こくさいしげんじゅんかん international resource circulation

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知恵蔵2015の解説

国際資源循環

世界規模での経済発展グローバリゼーションが進展する中で、特に著しい経済発展の進むアジア地域において、再生資源や廃棄物、使用済み製品の貿易を通じた国際的な移動が増大している。それらには資源性を有する物質が含まれている一方で、有害物質も含まれていることが多い。つまり潜在的資源性と潜在的有害性を併せ持つモノが越境移動しており、そのためリサイクル不可能な廃棄物が再生資源の名目で国際取引される、あるいは輸出先でのリサイクル過程で汚染が引き起こされるといった問題が生じている。こうした現状をふまえ、資源の有効利用を促進すると同時に、今後、環境負荷を低減できるような国際資源循環のあり方を制度的・政策的に具体化していく必要がある。日本では、廃棄物処理法等の国内法や、バーゼル条約等の国際法などにより制度的な位置づけがなされているが、これらの資源は、国・地域間での人件費や環境基準・費用の違いなども含めた経済現象として移動していることに留意しておかなければならない。物質(資源、廃棄物)移動に関してトレーサビリティー(履歴管理)や透明性を高める制度的基盤を構築すると共に、関与者の説明責任を強化することが求められている。

(植田和弘 京都大学大学院教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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