国際遺言(読み)こくさいいごん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国際遺言
こくさいいごん

日本人が外国でした遺言や外国人が日本でした遺言,あるいは複数の国に所在する財産についてした遺言など,渉外的な要素を有する遺言。その意図された内容の実現については,たとえばその内容が財産の処分であれば相続の準拠法により (法例 26) ,遺言による認知であれば認知の準拠法による (法例 18) 。これに対し,遺言がそれ自体として成立しているか,撤回はできるかといった問題は,遺言自体の問題として,遺言者の本国法による (法例 27) 。なお遺言の成立のうち,方式 (形式的成立要件) については,行為地法,遺言者が遺言成立時または死亡時に国籍,住所,常居所のいずれかを有した国の法律,不動産に関する遺言については,その所在地法のいずれかで有効とされればよい (遺言の方式の準拠法に関する法律2) 。

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