園畷八幡神社(読み)ぎおんなわてはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「園畷八幡神社」の解説

園畷八幡神社
ぎおんなわてはちまんじんじや

[現在地名]大和町椋梨 祇園畷

椋梨むくなし川北岸の小高い場所に鎮座祭神仲哀天皇・神功皇后・応神天皇、相殿に志那都比古神・志那都比売神・弥都波能売神を祀る。旧村社。仁治四年(一二四三)二月日付の安芸沼田新庄方正検注目録写(小早川家文書)椋梨子むくなし村分に神田として「八幡宮一丁三百歩」とある八幡宮は、当社をさすと思われる。豊田郡神社明細帳によると、天文二四年(一五五五)椋梨(小早川)弘平が椋梨村の夏焼なつやけに建立し、椋梨・大具おおぐ上草井かみくさい・下草井、および小田おだ(現河内町)の五ヵ村が祭祀にあずかったが、寛永末頃焼失、椋梨以外の四ヵ村は当社を分祀して八幡宮を建立し、焼残りの神像神器などを各村が持帰ったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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