土壇(読み)ドダン

デジタル大辞泉 「土壇」の意味・読み・例文・類語

ど‐だん【土壇】

土で築いた壇。
茶道で、土を厚く塗った炉の内側の壁。
土壇場どたんば1」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「土壇」の意味・読み・例文・類語

ど‐だん【土壇】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 土で築いた壇。つちだん。〔羅葡日辞書(1595)〕
  3. 特に、斬首の刑を行なうために築いた土の壇。前に穴が掘ってある。どたんば。
    1. [初出の実例]「炭かしらきりおとす炉の土壇哉〈玖也〉」(出典:俳諧・一本草(1669)五)
  4. 茶道で、厚く塗りめぐらした炉の内側の壁。
    1. [初出の実例]「長者町水辺がたちへ押寄せ、土壇(ドダン)土釜打砕き」(出典浮世草子・貧人太平記(1688)上)

つち‐だん【土壇】

  1. 〘 名詞 〙 土で築いた壇。どだん。
    1. [初出の実例]「未来の有情利せむとて六角のつち壇つきたまひ」(出典:皇太子聖徳奉讚(1255))

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普及版 字通 「土壇」の読み・字形・画数・意味

【土壇】どだん

刑場

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