土壇場(読み)ドタンバ

デジタル大辞泉 「土壇場」の意味・読み・例文・類語

どたん‐ば【土壇場】

近世、首切りの刑を行うために築いた土の壇。前に穴を掘る。土壇どだん
決断をせまられる、最後の場面。進退きわまった状態。「土壇場で話がひっくりかえる」「土壇場に立たされる」
[類語]終わり最後おしまい終了終結終焉しゅうえん終末果てし幕切れ閉幕打ち止めちょんかんりょうジエンドしま最終結末結び締めくく結尾末尾掉尾とうび・ちょうび終局終幕大詰めどん詰まりすえ間際直前寸前目前瀬戸際土俵際間近ラストエンディングフィニッシュフィナーレ

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精選版 日本国語大辞典 「土壇場」の意味・読み・例文・類語

どたん‐ば【土壇場・土断場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 首斬りの刑を行なう場所。首斬り場。しおきば。どだん。
    1. [初出の実例]「政宗の刀を出され、どだんばへつれ行しに」(出典:咄本・楽牽頭(1772)首売)
  3. 最後の決断をせまられる場面。せっぱつまった場合。進退きわまった場合。
    1. [初出の実例]「婦女(をんな)の身には恐ろしい危険場(ドタンバ)に坐って居るのに気が附き」(出典都会(1908)〈生田葵山葛藤)

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