土屋忠直(読み)つちや ただなお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「土屋忠直」の解説

土屋忠直 つちや-ただなお

1578-1612 織豊-江戸時代前期の大名
天正(てんしょう)6年生まれ。土屋昌恒(まさつね)の長男。天正16年徳川家康の側室阿茶局(あちゃのつぼね)の養子となる。秀忠近習をつとめ,慶長7年上総(かずさ)(千葉県)久留里(くるり)藩主土屋家初代となる。2万石。慶長17年4月9日死去。35歳。甲斐(かい)(山梨県)出身通称平三郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の土屋忠直の言及

【土屋氏】より

…(1)相模国余綾(よろき)郡土屋を本領とする中世武家。桓武平氏の流れをくむ相模国西部の雄族中村氏の一族で,中村荘司宗平の三男宗遠(むねとお)が土屋を領して名字の地としたことにはじまる。宗遠は1180年(治承4)の源頼朝挙兵に子息らとともに参加し,敗走後再び勢力を増して平氏迎撃を企図する頼朝の命をうけて甲斐に下り,武田信義らの参軍を促すなどその活躍が知られる。しかし1209年(承元3)梶原家茂を殺害しようとして失敗,兵具召上げのうえ,和田義盛に預けの身となる。…

※「土屋忠直」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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