土弄(読み)つちなぶり

精選版 日本国語大辞典 「土弄」の意味・読み・例文・類語

つち‐なぶり【土弄】

〘名〙
咄本狂歌咄(1672)三「六つはかりになりける子の、土(ツチ)なぶりしてあそび居けるが」
浮世草子鬼一法眼虎の巻(1733)三「牡丹好(ぼたんずき)にて、所々より名花の種を集め、修学の暇には、自身土(ツチ)なぶりを仕り」

つち‐いじり ‥いぢり【土弄】

〘名〙
※童謡・イタリヤの子(1925)〈水谷まさる〉「知らぬふりして土(ツチ)いぢり」
趣味として、園芸や畑作りなどをすること。
※家(1910‐11)〈島崎藤村〉下「草鞋穿で、土いぢりでもしながら、片手間用務を談ずるなんて、左様いふ気風の人ぢゃ有りません」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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