土曜授業(読み)ドヨウジュギョウ

デジタル大辞泉 「土曜授業」の意味・読み・例文・類語

どよう‐じゅぎょう〔ドエウジユゲフ〕【土曜授業】

公立小中学校が、学校教育法施行規則によって原則として休業日と定められている土曜日授業を行うこと。平成20年(2008)に改訂された学習指導要領においてゆとり教育が見直され、総授業時数が大幅に増加したことから、一部自治体導入を進めている。→土曜補習

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知恵蔵mini 「土曜授業」の解説

土曜授業

公立小中学校が休業日である土曜日に授業を行うこと。2002年の学校教育法施行規則の一部改正により、公立小中学校の休業日は原則として土曜日と日曜日に定められ、同年度から完全学校週5日制が導入されている。しかし、子どもの学力低下問題を受けて08年に学習指導要領が改訂され、11年度より授業時間を大幅に増やす脱ゆとり教育が実施された。これにより、一部の自治体で土曜授業を容認する動きが広がったことから、文部科学省が13年に土曜授業に関する検討チームを立ち上げた。同省は、14年度より民間企業の技術者や銀行員など専門知識を持つ人材を学校側に紹介する「出前講師制度」を創設する方針を固め、土曜授業の導入を後押しするとしている。

(2013-11-28)

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