20世紀日本人名事典 「土橋治重」の解説
土橋 治重
ドバシ ジジュウ
昭和・平成期の詩人,歴史作家 「風」主宰;八潮文芸懇談会会長。
- 生年
- 明治42(1909)年4月25日
- 没年
- 平成5(1993)年6月20日
- 出生地
- 山梨県東山梨郡日下部村下井尻(現・山梨市)
- 学歴〔年〕
- サンフランシスコ・リテラリイカレッジ〔昭和5年〕修了
- 主な受賞名〔年〕
- 日本詩人クラブ賞(第25回)〔平成4年〕「根」
- 経歴
- 大正13年、旧制日川中学3年のとき父親のいるサンフランシスコへ渡る。昭和8年帰国、14年上京して朝日新聞に入社。横須賀、鎌倉、新潟、鎌倉、東京本社と25年間新聞記者生活を送る。鎌倉に赴任の時、鎌倉文士とのつき合いがきっかけで、24年「日本未来派」に詩を発表、詩人としてのスタートを切る。33年現代詩人会副幹事長。36年詩誌「風」を創刊、61年100号を出した。この間、有望な詩人を多く詩壇に送り出した。主な詩集に「花」「異聞詩集」、著書に「武田信玄」「斎藤道三」、詩集「サンフランシスコ日本人町」「甲陽軍艦」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報