土生滝村
はぶたきむら
[現在地名]岸和田市土生滝町
真上新田村の東、津田川中流の右岸に位置する。塔原街道が村の西を南北に貫通する。正保三年(一六四六)土生村から分村したという(大阪府全志)。もと滝村と称したが、阿間河滝村と区別して土生滝と呼称したのが、のちに村名となった。中世には木島郷土生村のうちで、寛正二年(一四六一)一〇月一三日の兵衛三郎中司田地売券(久米田寺文書)に「和泉国木島郷土生度滝村」とみえる。
和泉国村高帳(鬼洞文庫蔵)によると正保二年は土生村高二千三六八石余のうちに含まれ、元禄期(一六八八―一七〇四)の和泉国郷帳(高井家文書)では三四七石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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