精選版 日本国語大辞典 「土神」の意味・読み・例文・類語 つち‐の‐かみ【土神】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① 土地をつかさどる神。地祇。[初出の実例]「祇 ツチノカミ」(出典:法華経音訓(1386))② 土をつかさどる神。埴安姫(はにやすひめ)、埴山姫、埴安神の類。[初出の実例]「臥(ふ)しながら、土(ツチ)の神埴山姫(はにやまひめ)、及び、水(みつ)の神罔象(みつは)の女(め)を生む」(出典:日本書紀(720)神代上(兼方本訓))[ 2 ] =つちぎみ(土公)[初出の実例]「慈岳の川人と云ふ陰陽師有けり。〈略〉此の度大きに誤候にけり。此に地神追て来(きたり)にたる也」(出典:今昔物語集(1120頃か)二四) ど‐じん【土神】 〘 名詞 〙 土の神。土地の神。[初出の実例]「是、地祇土神(トシム)、入二酔狂一舞乙(かなづる)姿也」(出典:教訓抄(1233)二)[その他の文献]〔宋書‐明帝紀〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例