圭室諦成(読み)タマムロ タイジョウ

20世紀日本人名事典 「圭室諦成」の解説

圭室 諦成
タマムロ タイジョウ

昭和期の日本史学者 明治大学文学部教授



生年
明治35(1902)年3月8日

没年
昭和41(1966)年5月15日

出生地
熊本県阿蘇郡草部村(現・高森町)

学歴〔年〕
東京帝大文学部国史学科〔昭和3年〕卒

経歴
熊本県鹿本部八幡村(現・山鹿市)の曹洞宗日輪寺を継ぐ。東京帝大史料編纂官補、駒沢大学教授を経て、昭和25年熊本女子大学教授、35年明治大学文学部教授(日本文化史担当)を歴任。この間、5年日本宗教史研究会結成に参画著書に「道元」「日本仏教論」「明治維新廃仏毀釈」「日本仏教史概説」「葬式仏教」のほか、郷土の「熊本の歴史」「肥後藩の農民生活」「肥後藩の政治」「西南戦争」「西郷隆盛」「横井小楠」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「圭室諦成」の解説

圭室諦成 たまむろ-たいじょう

1902-1966 昭和時代の日本史学者。
明治35年3月8日生まれ。福井県永平寺(曹洞(そうとう)宗)で修行。駒沢大,熊本女子大,明大などの教授をつとめる。社会経済史を背景に日本仏教史を研究,「日本仏教史概説」を編集した。昭和41年5月15日死去。64歳。熊本県出身。東京帝大卒。著作に「日本仏教論」「西南戦争」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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