地本問屋(読み)じほんどいや

改訂新版 世界大百科事典 「地本問屋」の意味・わかりやすい解説

地本問屋 (じほんどいや)

地本草紙問屋とも。地本を出版する本屋。地本とは〈江戸で出版された本〉という意。江戸中期以後,江戸の町では京坂とちがって娯楽用の絵入り本の出版が盛んになった。これを特に地本という。赤本,黒本,青本,黄表紙合巻などである。これらを出版した本屋で,鶴屋喜右衛門,蔦屋重三郎鱗形屋(うろこがたや)孫兵衛,和泉屋市兵衛,村田屋次郎兵衛,西村屋与八など,有名店が多くある。1853年(嘉永6)には146軒あった。多くは錦絵版元でもあったので地本錦絵問屋とも呼ばれる。地本問屋は本屋とは別の仲間(組合)を組織していた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 宗政

福岡県福岡市博多区の櫛田神社の夏祭り。壮麗な山笠で知られる。今日,山笠には飾り山笠と舁き山笠(かきやまがさ)の 2種類がある。明治時代に電線が架設されて以降,物語場面の人形などを飾りつけた高さ 15m...

博多祇園山笠の用語解説を読む