地蔵原遺跡(読み)じぞうばるいせき

日本歴史地名大系 「地蔵原遺跡」の解説

地蔵原遺跡
じぞうばるいせき

[現在地名]大分市小池原

別府湾を望む小池原こいけばるの台地上にある。遺跡の東方には大野川の支流である乙津おとづ川の河口氾濫原が広がる。昭和五七年(一九八二)市営住宅団地建設に伴う発掘調査により、弥生時代から平安時代にかけての住居跡などが発掘された。とくに注目されるのは計八〇棟を超える掘立柱建物跡で、いずれも奈良時代から平安時代の初めにかけてのものであった。掘立柱建物跡は大きく二つのグループに分けられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android