地髪(読み)ジガミ

デジタル大辞泉 「地髪」の意味・読み・例文・類語

じ‐がみ〔ヂ‐〕【地髪】

入れ髪やかつらなどではない、自然に生えている頭髪地毛じげ自毛じもう
頭巾などをかぶらないで、髪をあらわにすること。
「宵は綿帽子、更けては―、夜歩ありき足音かるく」〈浮・一代女・五〉
[類語]地毛自毛頭髪髪の毛毛髪黒髪

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「地髪」の意味・読み・例文・類語

じ‐がみヂ‥【地髪・自髪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 入れ髪やかもじなどではなく、自然にはえている頭髪。地毛(じげ)
    1. [初出の実例]「かもじいくつか落て地髪(ヂガミ)十筋右衛門と」(出典浮世草子好色一代女(1686)三)
  3. 頭巾などをかぶらないで、髪をむき出しにしていること。
    1. [初出の実例]「は綿帽子更地髪(ヂガミ)夜ありき足音かるく其宿に入て」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android