坂信弥(読み)サカ ノブヨシ

20世紀日本人名事典 「坂信弥」の解説

坂 信弥
サカ ノブヨシ

大正・昭和期の内務官僚 元・警視総監;元・大商証券社長。



生年
明治31(1898)年12月23日

没年
平成3(1991)年2月22日

出身地
大阪府堺市

旧姓(旧名)
田中

学歴〔年〕
東京帝大法学部〔大正13年〕卒

経歴
内務省に入り、昭和7年北海道道路課長、ついで上海領事などを経て、16年大阪府警察部長、18年富山県知事、19年異例の若さで警視総監に就任。20年4月いったん辞任し、同年8月の敗戦直後再任された。占領軍対策の一環として、大森向島に特殊慰安施設を作る陣頭に立つ。GHQの政治犯釈放要求に反対して20年10月辞職。26年公職追放解除後、経営危機に陥っていた大阪商事の役員となり、33年社長に就任。大商証券(現・新日本証券)と改称し本社を東京に移して、39年まで社長を務め、再建を果たした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂信弥」の解説

坂信弥 さか-のぶよし

1898-1991 大正-昭和時代官僚,経営者
明治31年12月23日生まれ。坂仲輔(なかすけ)の養子。大正13年内務省にはいり,おもに警察畑をあゆむ。昭和18年富山県知事,19年警視総監となる。公職追放解除後,33年大商証券社長。平成3年2月22日死去。92歳。大阪出身。東京帝大卒。旧姓は田中。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「坂信弥」の解説

坂 信弥 (さか のぶよし)

生年月日:1898年12月23日
大正時代;昭和時代の官僚;実業家。大商証券(現・新日本証券)社長
1991年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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