坂東山遺跡(読み)ばんどうやまいせき

日本歴史地名大系 「坂東山遺跡」の解説

坂東山遺跡
ばんどうやまいせき

[現在地名]入間市小谷田三丁目

加治かじ丘陵上にある。標高は約一一四―一一七メートル、南側を北東流するかすみ川との比高差は約一八メートル。昭和四七年(一九七二)以降三回発掘調査された。遺跡は中央に小さな谷が入込み、A・Bの二地点に分れる。A地点は縄文時代中期の勝坂式から後期の堀之内式の土器を伴う大規模な集落跡である。集落は一五〇余の竪穴住居跡と多数の土壙群から構成され、二つの環状集落が隣接した双環状集落の形態を呈している。勝坂II式から始まり、加曾利E1式・2式土器を伴う集落で盛期を迎え、加曾利E3式土器を伴う集落で衰退する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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