垢が抜ける(読み)アカガヌケル

精選版 日本国語大辞典 「垢が抜ける」の意味・読み・例文・類語

あか【垢】 が 抜(ぬ)ける

  1. 容姿態度技芸などが洗練される。さっぱりした感じになる。垢抜ける。
    1. [初出の実例]「Acano(アカノ) nuqeta(ヌケタ) テ〈訳〉美しく洗練されて形の整った手跡」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「わらわれる度に田舎のあかがぬけ」(出典:雑俳・柳多留‐八(1773))
  2. 汚名、恥辱などがすすがれる。疑いが晴れる。
    1. [初出の実例]「ぜひに祝言させねば、むすめのあかがぬけぬ」(出典:浄瑠璃・心中万年草(1710)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android