改訂新版 世界大百科事典 「城米奉行」の意味・わかりやすい解説 城米奉行 (じょうまいぶぎょう) 日本近世の職制の一つ。豊臣秀吉時代の1593年(文禄2)9月に城中備蓄米出納管理のため福島正則,毛利高政が城米之奉行に任命された。鉄砲,玉薬なども両奉行に引き渡すよう命じているので,軍需品も扱ったと思われる。江戸時代初期には城米と蔵米(くらまい)は区別され城米奉行と蔵奉行が置かれた。1642年(寛永19)不正により城米蔵奉行3人,浅草蔵奉行4人ほかが斬罪となっているが,史料が少なく城米奉行廃止時期は不明。執筆者:大野 瑞男 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「城米奉行」の意味・わかりやすい解説 城米奉行じょうまいぶぎょう 江戸幕府の職名。勘定奉行支配下の蔵奉行の一つ。江戸城中備蓄米の管理にあたっていたが,米蔵が浅草に統一され,廃止された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by