旺文社日本史事典 三訂版 「城郭建築」の解説
城郭建築
じょうかくけんちく
中世は天険を利用した山城で領主の館に防御工事を加えた。安土桃山時代になると平山城・平城に移行し,幾重にも濠をめぐらし高い石垣で囲み,中心の本丸に天守閣,さらに二の丸,三の丸を備え城主の権威を示した。安土・大坂・姫路・松本など各地に営まれた。城郭建築は大名の政庁・居所・軍事基地を兼ねるとともに,桃山文化の象徴であった。
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