執当(読み)シットウ

デジタル大辞泉 「執当」の意味・読み・例文・類語

しっ‐とう〔‐タウ〕【執当】

社寺などで、庶務をつかさどる役職

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精選版 日本国語大辞典 「執当」の意味・読み・例文・類語

しっ‐とう‥タウ【執当】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 庶務をつかさどる役職。とくに寺社の執務役職についてこの字を用いることが多い。
    1. [初出の実例]「執当幹了〈謂。執当者。猶執掌也〈略〉〉」(出典令義解(718)考課)
  3. 延暦寺の役職。諸堂の管理、諸役補任のことをつかさどり、三綱(さんごう)輪番で務めた。
    1. [初出の実例]「延暦寺執当重雲参陣」(出典:玉葉和歌集‐治承元年(1177)一二月一九日)

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