デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「基弁」の解説 基弁 きべん 1722-1792* 江戸時代中期の僧。享保(きょうほう)7年生まれ。尾張(おわり)(愛知県)の人。山城(京都府)西明寺の妙適のもとで出家。山城蓮華寺の道空から密教を,奈良薬師寺の基範から法相(ほっそう)を,奈良東大寺の懐賢から三論をまなび,法相宗の学僧として京都,奈良で講演と著作に専念した。寛政3年12月27日死去。70歳。俗姓は井上。号は大同房。著作に「大乗法苑義林章獅子吼抄」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例