堀田家住宅(読み)ほつたけじゆうたく

日本歴史地名大系 「堀田家住宅」の解説

堀田家住宅
ほつたけじゆうたく

[現在地名]津島市禰宜町

近世、酒造業から出発して、金融業や新田開発を手がけ寺社奉行所御用達を務めた堀田氏の住宅。江戸時代中期の町家建築として後世改変はあるが、質が良く保存も良好でその平面・外観に尾張の地方色をよく伝え、当時における地主階層の邸宅建築が拡大していく過程を物語るものとして重要である。

切妻造重層桟瓦葺の本屋部は正徳初年の建築といわれ旧態をよく残し、「みせ」「こみせ」を設けている。本屋部に隣接して明和元年(一七六四)と寛政元年(一七八九)の二回にわたって客室部の増改築が行われており、二回目の増築は切妻造重層桟瓦葺の客室部と片流造檜皮葺の茶室部で茶道久田流六代久田宗参の好みによってもとの客室部も改修されたものと認められる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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