…中世には市域南部は志度野岐(脱)(しとのき)荘,信濃川べりは大島荘とよばれた。河岸の要衝地点蔵王堂には守護代の一族古志長尾氏が拠ったが,1598年上杉景勝の会津移封のあとを受けて春日山城に入った堀秀治の弟堀親良が蔵王(堂)城を築いて本拠とし,4万石を領した。1604年ころ親良の養子鶴千代(秀治の次男)の後見役として坂戸城(現,南魚沼郡六日町)城主堀直竒が入り,翌05年には川欠けの被害に悩まされていた蔵王城とその城下の移転を企て,〈平潟べり〉と当時よばれた現在の長岡市街の中心地点に長岡城の築城と城下町の建設を始めた。…
…近世大名。清和源氏,藤原氏,菅原氏,大神氏などの諸姓に属する堀氏のうち,藤原姓利仁流で美濃厚見郡出自の堀氏が最も栄えた。美濃厚見郡茜部(あかなべ)を領した堀秀重の子久太郎秀政は織田信長に属して近江長浜を領し,ついで豊臣氏に従属,近江佐和山城主を経て1585年(天正13)越前北ノ庄18万石余を領し,その子秀治が98年(慶長3)越後春日山30万石余に転封し,その子忠俊の代の1610年改易されて絶家した。…
※「堀親良」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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