堂島新船町(読み)どうじましんふなまち

日本歴史地名大系 「堂島新船町」の解説

堂島新船町
どうじましんふなまち

[現在地名]福島区福島三丁目・玉川たまがわ一丁目

堂島新地どうじましんち五丁目の西に続く堂島西端の町で、「宝暦町鑑」には「堂島新地の下、汐津はしより西へ」とある。堂島川としじみ川は当町の西端で合流。町の東端蜆川汐津しおつ橋、その下流に堂島小橋が架かり、いずれも上福島かみふくしま村に通ずる。

元禄元年(一六八八)堂島新地の開発で、堂島東端の浜(現北区)にあった船作小屋地が収公され、替地として与えられた西端の洲先が開発されて船大工小屋地ができた。この地は天満の船大工てんまのふなだいく町・堂島船大工どうじまふなだいく(現同上)両町の年寄支配下に置かれ、同三年には地割が行われて下屋敷地に等級が付けられたが、地子銀は銀二六二匁余に半減された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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