堂構(読み)どうこう

精選版 日本国語大辞典 「堂構」の意味・読み・例文・類語

どう‐こうダウ‥【堂構】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 宮殿のかまえ。殿舎のかまえ。
    1. [初出の実例]「聊占余地、修堂構」(出典菅家文草(900頃)一一・為平子内親王先妣藤原氏周忌法会願文)
    2. [その他の文献]〔陸機‐歎逝賦〕
  3. ( 「書経‐大誥」の「若考作室既底法、厥子乃弗堂、矧肯構」による ) 父祖の業を継ぐこと。
    1. [初出の実例]「然而顧先緒之未一レ遂、切堂搆於宸襟」(出典:類聚三代格‐一・弘仁格序(830))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「堂構」の読み・字形・画数・意味

【堂構】どう(だう)こう

父の基業をつぐ。〔書、大誥〕(ここ)に考(父)、室を作らんとして、に法を(いた)したるに、厥(そ)の子乃ち肯(あへ)て堂せず、矧(いは)んや肯てせずんば、厥の考、其れ肯て予(われ)に後り、基をてずと曰はんや。

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