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報酬漸減の法則 law of diminishing returns

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法則の辞典の解説

報酬漸減の法則【law of diminishing returns】

投資される資源の単位量だけの増加に伴う収益の増加分がしだいに減少する現象.養分と収量との関係では,ある養分要因を単位量だけ増加するときに生じる収量の増加は,その要因を十分に与えたときの最高収量と,現在の収量との差に比例する.

これは最少量の法則*を補うために,ミッチェルリッヒ(E. A. Mitscherlich)が1909年に提案したものであるが,他の養分が十分に存在しているときに,ある養分の増加で収量は増えるが,養分増加量に対する収量の増加量割合はしだいに減少し,最高収量に達すると増加はゼロとなる.すなわち

である.ここで y が収量,x が養分量,A が最高収量,α は効果率(作用要因)である.

養分量が最適量を超すと,収量は反対に減少するので,この式は後に次のように訂正された.

ここで k は被害率である.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典内の報酬漸減の法則の言及

【収穫逓減の法則】より

…このように,収穫逓減の法則はある一定の範囲でのみ成立すると考えられている。【奥野 正寛】 生物学の分野では報酬漸減の法則ともいう。植物の生育や収穫量は,各種養分や水分,あるいは光の明るさや温度など多くの因子によって影響される。…

【肥料】より

…これを最少養分律という。また一般に作物の収量は施肥量を増加させると高まるが,あまり多量に施すとそれほど効果は上がらなくなる(報酬漸減の法則)。したがって施肥の際は,不足している成分をよくみきわめ,その適量を施すようにする。…

※「報酬漸減の法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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