堵の如し(読み)トノゴトシ

デジタル大辞泉 「堵の如し」の意味・読み・例文・類語

ごと◦し

多くの人が集まり垣根をめぐらしたようである。見物人の多いようすにいう。
「―◦く勘次とおつぎ周囲に集まった」〈長塚

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「堵の如し」の意味・読み・例文・類語

と【堵】 の 如(ごと)

  1. 大勢の人が寄り集まって垣をめぐらしたように立ち並ぶ。人垣をきずくさま。また、見物人の多いことのたとえ。
    1. [初出の実例]「門前成市、覩者如堵」(出典明月記‐正治二年(1200)三月二九日)
    2. [その他の文献]〔晉書‐衛玠伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android