堺段通(読み)サカイダンツウ

デジタル大辞泉 「堺段通」の意味・読み・例文・類語

さかい‐だんつう〔さかひ‐〕【×堺段通】

江戸末期、堺付近で産した段通。糸物商藤本荘左衛門が中国の段通をまねて始めた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「堺段通」の意味・読み・例文・類語

さかい‐だんつうさかひ‥【堺段通】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「だんつう」は綿、麻、羊毛などを用いてつくった厚い敷物用の織物 ) 堺特産の手編込みの段通。天保二年一八三一)、堺の糸物商藤本庄左衛門が、中国の段通や佐賀の鍋島段通に模して創製したことに始まる。明治前・中期盛業
    1. [初出の実例]「堺段通(サカイダンツウ)座布団をしきぬ」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android