デジタル大辞泉 「段通」の意味・読み・例文・類語 だん‐つう【段通/×緞通】 《中国語「毯子タンツ」から》屋内敷物用織物のうち、手織りの高級品の称。地糸に麻糸や綿糸を使い、羊毛などの毛を結びつけて立毛にし、さらに各種の色糸を織り込んで模様を表したもの。古くはペルシア(イラン)を中心とする中近東でつくられ、シルクロードを経て中国に伝わった。日本でも天保年間(1830~1844)に、堺さかいなどでそれらをまねて織られた。《季 冬》[類語]敷物・上敷き・薄縁うすべり・茣蓙ござ・花茣蓙・筵むしろ・花筵・薦こも・敷き藁・絨緞・毛氈もうせん・カーペット 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
家とインテリアの用語がわかる辞典 「段通」の解説 だんつう【段通/緞通】 模様のある厚手の敷物。じゅうたんよりも小型で部分敷きにするものをいうことが多い。中国・インド・ペルシア(現イラン)などで作られ、日本には毛氈(もうせん)とともに中国から伝えられた。鍋島(なべしま)緞通、堺(さかい)緞通などが知られる。◇中国語「毯子(タンツ)」の転。 出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報