塔ノ岳(読み)とうのたけ

日本歴史地名大系 「塔ノ岳」の解説

塔ノ岳
とうのたけ

丹沢山地の一峰で標高一四九〇・九メートル。「風土記稿」には「塔ノ嶽」とあり、大正年間以降は塔ヶ岳とよばれることも多い。大山とともに山麓の人々の信仰を集めた。また日向修験(現伊勢原市日向)の峯入修行の行所の一つで、日向修験の行所を記した「峯中記略控」には「塔ノ峰」とみえる。「風土記稿」の足柄上郡玄倉村(現山北町)の項によれば山の中腹に「黒尊仏」とよばれる高さ五丈八尺ばかりの坐像の仏体に似た大石があり、尊仏そんぶつ山・孫仏そんぶつ山とも称される。旱損の時には登山してこの石に祈って雨乞を行い、また石の上の苔を煎じて薬用にしたとも伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の塔ノ岳の言及

【塔ヶ岳】より

…神奈川県秦野(はだの)市と清川村,山北町の境にある丹沢山地中央部の山。塔ノ岳,尊(孫)仏(そんぶつ)山ともいう。標高1491m。…

※「塔ノ岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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