医薬品を水、エタノール、エーテル、グリセリン、植物油などに溶解または混和してつくった外用液剤で、皮膚または粘膜に塗布するものをいう。皮膚または粘膜に塗布して使用する剤形には、軟膏(なんこう)剤(クリーム、パスタを含む)やリニメント剤などがあるが、軟膏剤は適当な粘稠(ねんちゅう)度(粘り気があって密度が濃い)があり液剤ではなく、リニメント剤は擦り込んで用い、泥状のものもある。これらをまとめて俗に塗り薬とよんでいる。塗布剤にはピオクタニン青液、マーキュロクロム液、ヨードチンキ、ルゴール液などの消毒剤、にきびに用いるイオウ・カンフルローション(クンメルフェルド液)、あれ止めのグリセリンカリ液など、いろいろな薬剤がある。
[幸保文治]
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...