日本歴史地名大系 「塩屋王子神社」の解説 塩屋王子神社しおやおうじじんじや 和歌山県:御坊市北塩屋浦塩屋王子神社[現在地名]御坊市塩屋町北塩屋北塩屋(きたしおや)の町並の南端、紀伊水道に臨む王子川右岸丘上に鎮座。祭神大日貴(おおひるめむち)神(天照大神)・伊弉冊(いざなみ)命ほか五柱。別名美人(びじん)王子とも称され、熊野九十九王子の一で、天照(あまてらす)大神の神像を祀るという。旧村社。境内は塩屋王子跡として県指定史跡。藤原為房は熊野参詣の途中に塩屋で宿泊しているが(「為房卿記」永保元年九月二九日条)、塩屋王子の名はみえない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by