塩屋王子神社(読み)しおやおうじじんじや

日本歴史地名大系 「塩屋王子神社」の解説

塩屋王子神社
しおやおうじじんじや

[現在地名]御坊市塩屋町北塩屋

北塩屋きたしおや町並南端紀伊水道に臨む王子川右岸丘上に鎮座。祭神大日おおひるめむち(天照大神)伊弉冊いざなみ命ほか五柱。別名美人びじん王子とも称され、熊野九十九王子の一で、天照あまてらす大神神像を祀るという。旧村社。境内は塩屋王子跡として県指定史跡。藤原為房は熊野参詣の途中に塩屋で宿泊しているが(「為房卿記」永保元年九月二九日条)、塩屋王子の名はみえない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android