塩川遺跡(読み)しおかわいせき

日本歴史地名大系 「塩川遺跡」の解説

塩川遺跡
しおかわいせき

[現在地名]須玉町比志・小尾

長野県境に近い北部山間部に位置する。旧塩川集落を中心にダム建設が計画されたことから、平成元年(一九八九)から同三年度まで発掘調査が行われた。旧須玉北小学校周辺地域(A区)、旧塩川集落地域(B区)、それに中世の烽火台とされる前の山まえのやま地区の三ヵ所からなる。A区は標高八六八―八七二メートルを測る斜面にあり、縄文時代中期前半を中心に前期から後期土器が出土するとともに土坑が調査された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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