塩谷賛(読み)シオタニ サン

20世紀日本人名事典 「塩谷賛」の解説

塩谷 賛
シオタニ サン

昭和期の作家,露伴研究者



生年
大正5(1916)年8月28日

没年
昭和52(1977)年5月8日

出生地
東京

本名
土橋 利彦(ドバシ トシヒコ)

学歴〔年〕
東京府立第三中学校卒

主な受賞名〔年〕
読売文学賞(第20回)「幸田露伴

経歴
甲鳥書林に入り、昭和17年雑誌記者として幸田露伴を訪問、弟子となった。19年辞職、失明した露伴のため口述筆記をその死まで続け「露伴評釈芭蕉七部集」を完成。以来露伴研究を続け、「露伴全集」(全40巻、別巻1)編集参画。「露伴の魔―その文献的研究」、評伝集大成「幸田露伴」を刊行補遺「露伴と遊び」出版。他に中央公論に小説「壬申」、その続編「天皇」を書いている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「塩谷賛」の解説

塩谷賛 しおたに-さん

1916-1977 昭和時代の文芸研究家。
大正5年8月28日生まれ。雑誌記者から幸田露伴(こうだ-ろはん)の弟子となり,失明した露伴の口述筆記にあたる。「露伴全集」の編集にくわわり,昭和44年評伝「幸田露伴」で読売文学賞。補遺「露伴と遊び」がある。昭和52年5月8日死去。60歳。東京出身。東京府立第三中学卒。本名土橋利彦

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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