塩谷郷(読み)しおやごう

日本歴史地名大系 「塩谷郷」の解説

塩谷郷
しおやごう

児玉党塩谷氏の本貫地で、現塩谷付近に比定される。児玉党系図(諸家系図纂)によると、児玉庄大夫家弘(児玉党の祖と伝える有道遠峯の曾孫)の弟家遠は塩谷平五大夫を称している。「吾妻鏡」寿永三年(一一八四)二月五日条には、源範頼に従って摂津国に赴いた軍勢のなかに塩谷五郎惟広の名がみえるが、文治元年(一一八五)惟広は鎮西から勝手に帰参したことをとがめられている(同書同年五月八日条)。このほか、同書には塩谷氏一族の名が散見する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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