塩野神社(読み)しおのじんじや

日本歴史地名大系 「塩野神社」の解説

塩野神社
しおのじんじや

[現在地名]上田市大字山

上田市前山まえやま独鈷とつこ山の山麓、小字東前山ひがしまえやまと西前山の境界にある。祭神素佐之男命・大己貴命・少彦名命。神社の北方に展開する塩田平しおだだいら水源独鈷山にあり、またこの神社の奥社が独鈷山にあることを考えると、独鈷山信仰から生れた神社である。「延喜式」に塩野神社とあり、小県ちいさがた郡式内五座の一つで、貞観一五年(八七三)正六位上に叙せられたことが「三代実録」にみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android