日本歴史地名大系 「塩田地区」の解説
塩田地区
しおだちく
現上田市の南西部のいわゆる塩田平と称する盆地。千曲川支流の
塩田の地名は「吉記」承安四年(一一七四)八月一六日条に、東寺最勝光院別当が、後白河上皇に同院領塩田庄の年貢について上申した文書にあるのを初見とし、以降、塩田庄として鎌倉・室町期の文献にしばしばみえる。この地方は「和名抄」所載の
「参考源平盛衰記」養和元年(一一八一)木曾義仲旗揚げの条に塩田八郎高光の名がみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報