塵囂(読み)じんごう

精選版 日本国語大辞典 「塵囂」の意味・読み・例文・類語

じん‐ごうヂンガウ【塵囂】

  1. 〘 名詞 〙 きたなくさわがしい俗世間。また、俗世間のうるさい事柄。
    1. [初出の実例]「道心登静境、真性隔塵囂」(出典経国集(827)一〇・和惟逸人春道秋日臥疾華厳山寺精舎之作〈嵯峨天皇〉)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐和李相公摂事南郊覧物興懐呈一二知旧詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「塵囂」の読み・字形・画数・意味

【塵囂】じんごう(ぢんがう)

けがれてさわがしい。俗世間。晋・陶潜桃花源〕詩 借問(しやもん)す、方(はう)(世上)に游ぶの士 焉(いづく)んぞ測らん、塵囂の外を

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