塵添壒囊抄(読み)じんてんあいのうしょう

改訂新版 世界大百科事典 「塵添壒囊抄」の意味・わかりやすい解説

塵添壒囊抄 (じんてんあいのうしょう)

室町時代末期に編さんされた類書。20巻,古刊本20冊。1532年(天文1)の序文編者の僧某がしるしているように,すでに流布の《壒囊鈔》の巻々に《塵袋(ちりぶくろ)》から選択した201項を本文のまま配し添え,計737項を編さんしたもの。中世的な学殖をもって,仏教世俗にわたる故事の説明がなされており,中世の学芸・風俗・言語の趣を知るべき直接の資料をもなしている。《大日本仏教全書》所収。
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