増稠剤(読み)ぞうちょうざい(その他表記)thickening agent

日本大百科全書(ニッポニカ) 「増稠剤」の意味・わかりやすい解説

増稠剤(ぞうちょうざい)
ぞうちょうざい
thickening agent

主として食品や香粧品に、粘度や乳化安定性を増すために用いられる薬剤。増粘剤thickenerともいう。アイスクリームジャムケチャップ、ソース、シロップサラダドレッシングなど種々の食品に用いられる合成糊料(こりょう)には、アルギン酸ナトリウム海藻類に含まれるアルギン酸抽出精製し、粉末塩にしたもの)、アルギン酸プロピレングリコールエステル(アルギン酸にプロピレンオキシドを加えエステル化したもの)、CMCカルボキシメチルセルロースナトリウム)、ポリアクリル酸ナトリウムなどがある。一方、化粧水、シャンプー、乳液類などの増稠剤としては、天然高分子のクインシード(豆類から採取)、トラガカントガム(樹幹から採取)などがあり、前述のCMCやポリアクリル酸ナトリウムなどの合成品も適宜使用される。

[野村正勝]


増稠剤(ぞうちゅうざい)
ぞうちゅうざい

増稠剤

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む