世界の観光地名がわかる事典 「墾丁森林遊楽区」の解説 こんていしんりんゆうらくく【墾丁森林遊楽区】 台湾島最南端の恒春(ホンチュン)半島に位置し、墾丁国家公園の中にある台湾最大の熱帯植物園(旧・恒春熱帯植物園)。海抜約230~300m、面積は約435ha。隆起したサンゴ礁によりつくられた地形で、エリア内には野生種、栽培種を含め1200~1300種の熱帯植物が繁茂し、椰子(やし)、油脂、橡膠、薬用、熱帯果樹などの17の観光エリアに分かれ、台湾南部の熱帯の自然を楽しむことができる。この一帯は、もともと先住民のパイワン族の村落があったところで、日本の統治時代に513種の熱帯植物が持ち込まれ、戦後は台湾省林業試験所により墾丁熱帯植物園が置かれていた。区内には鍾乳洞や峡谷などがある。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報