壁掛けテレビ(読み)かべかけてれび(その他表記)wall hanging television

知恵蔵 「壁掛けテレビ」の解説

壁掛けテレビ

本来は、NHK放送技術研究所がハイビジョンを開発する際に、使われ方のイメージとして提唱したディスプレーのスタイル。ハイビジョンの持つ臨場感迫力を楽しむには、大きな画面が理想的で、50インチ以上の横長ディスプレーを壁に掛けるのが最適。そのためには、大画面になっても奥行きが薄い構造でなければならない。これまでプラズマテレビ液晶テレビは奥行きが薄いが、重量の問題で、壁の補強なしにそのまま掛けることはできないとされてきたが、2007年秋以降、奥行きが従来の半分以下の4センチ未満の液晶テレビ、プラズマテレビが発表、発売されている。有機ELテレビは壁掛けテレビの本命だ。

(麻倉怜士 デジタル・メディア評論家 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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