日本歴史地名大系 「壇所町」の解説 壇所町たんしよちよう 京都府:八幡市八幡惣町壇所町[現在地名]八幡市八幡旦所(たんしよ)山路(やまじ)町の東に続く東西一〇〇間の町並で、東は森之(もりの)町に接する。町名由来について「男山考古録」は「当所は往古より当宮安居神事の時、頭役を勤るもの何れの所に住居して、祭主に陪従する神人、志水安居墳と称する所より芝土を取運ひて此地に住居る、彼神人勾当府生或者後太夫なと、我か門前に神壇を築所なれば、此壇所てふ名あるや」と記す。慶長五年指出帳(「石清水八幡宮史」所引)によれば、地子負担の町家は一三軒、石清水(いわしみず)八幡宮の社士・神人らの居住はないが寺庵が他町に比して多い。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by