士民(読み)シミン

デジタル大辞泉 「士民」の意味・読み・例文・類語

し‐みん【士民】

士族平民。また、武士庶民

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精選版 日本国語大辞典 「士民」の意味・読み・例文・類語

し‐みん【士民】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 教養のある階級の士と、そうでない一般的な民。武士と庶民。また、広く一般人民。
    1. [初出の実例]「国王・大臣・居士・士民にさづくる袈裟、みな却刺なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)袈裟功徳)
    2. 「公家の政道の事の外に武家の世に劣れる事を士民能知りぬれば」(出典:読史余論(1712)三)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐趙策上・恵文王上〕
  3. 士族と平民。
    1. [初出の実例]「華族士民の叙位」(出典:宮内省達第一〇号‐明治二二年(1889)七月二三日・一八条)

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普及版 字通 「士民」の読み・字形・画数・意味

【士民】しみん

士人民人官民。〔詩、大雅、瞻昊天(かうてん)を瞻(せんかう)するに 則ち我を惠(いつく)しまず 孔(はなは)だ塡(ひさ)しく(やす)からず 此の大(たいれい)をす 定まることる靡(な)し 士民其れ(や)む

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