壬遺跡
じんいせき
信濃川と清津川の合流点の北東岸、田沢段丘の西端部標高二〇八メートルにある縄文草創期の遺跡。河床との比高三三メートル。昭和五四年(一九七九)から同五七年まで四次にわたって調査が行われた。栃木県宇都宮市の大谷寺洞窟で発見されたものと同例の円孔文土器の出土によって特徴づけられる。層位的には微妙な変化をみせており、円孔文土器群は隆起線文土器群・爪形文系土器群よりも新しい文化層であることが確認された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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