声が掛かる(読み)コエガカカル

デジタル大辞泉 「声が掛かる」の意味・読み・例文・類語

こえか・る

呼びかけられる。
勧誘招待を受ける。「ゴルフコンペの―・る」
目上の人や上司に認められ、特別の計らいを受ける。「社長から―・る」→声掛かり
客席から舞台俳優歌手声援がとぶ。「大向こうから―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「声が掛かる」の意味・読み・例文・類語

こえ【声】 が 掛(か)かる

  1. 呼びかけられる。
    1. [初出の実例]「いや相変らず豪傑の声(コヱ)かかり、素通りもなるまいとて」(出典:にごりえ(1895)〈樋口一葉〉一)
  2. 誘いや招きを受ける。
    1. [初出の実例]「光森には声がかからなかった訳だ」(出典:傷ついた葦(1970)〈曾野綾子〉一)
  3. 声援をうける。歌舞伎などで、舞台の俳優に観客から声援がとぶことをいう。
  4. 目上の人から特別のはからいを受ける。お声が掛かる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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