変化組織(読み)ヘンカソシキ(英語表記)derivative weave

デジタル大辞泉 「変化組織」の意味・読み・例文・類語

へんか‐そしき〔ヘンクワ‐〕【変化組織】

平織り・斜文織り・繻子しゅす織りを基礎として変化させた織物組織魚子ななこ織りなど。

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精選版 日本国語大辞典 「変化組織」の意味・読み・例文・類語

へんか‐そしき ヘンクヮ‥【変化組織】

〘名〙 織物組織法の一つ。平織・斜文織・繻子織中の一つを基礎として変化させたもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「変化組織」の意味・わかりやすい解説

変化組織
へんかそしき
derivative weave

織物の三原組織 (平織,斜文織,繻子織) から発展した経 (たて) ・緯 (よこ) 糸の構成。 (1) うね織 平織を縦または横に拡大して,横または縦方向にうねを現したもの。 (2) 斜子 (ななこ) 織 七子織とも書く。平織を縦,横に2本以上の糸を使って拡大したもの。 (3) 山形斜文織 (杉綾織)  斜文織 (綾織) の経糸または緯糸順序を変えて山形 (杉の木状) の斜文線を現すもの。破れ斜文織はある数ずつ反対方向に斜文線を現す。急斜文織は斜文線と緯糸の角度が 45°より大きいもの,緩斜文織はその角度が 45°より小さいもの。 (4) 昼夜繻子織 表繻子と裏繻子を市松模様に配置したもの。 (5) その他 二重織,風通 (ふうつう) 織,搦 (からみ) 織,捩 (もじり) 織,紗 (しゃ) 織,絽 (ろ) 織など多くの種類がある。

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