変死体

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

変死体

刑事訴訟法などに基づき、医師により死因が特定されていない遺体とされる。警察は外傷の有無や現場の状況などを調べる「検視」を実施。多くが病死や事故死だが、検視でも死因がわからない場合は監察医や大学の法医学教室などが死因を調べる。必要があれば解剖が実施され、犯罪により死亡したおそれがあれば司法解剖の対象となる。

(2019-02-02 朝日新聞 夕刊 1総合)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

変死体
へんしたい

外因死、死因不明の死体、死亡前後に状況異常がみられる死体のことを異状死体といい、異状死体のなかで、犯罪に起因するものを犯罪死体、犯罪に関係がないことが明らかなものを非犯罪死体、犯罪に関係があるかどうか判明しないものを変死体とよんでいる。異状死体を検案した場合、医師は、医師法第21条により、所轄警察署に届け出なければならない。
 なお、疾病にかかっていた人が死亡したときは、診療をしていた医師が死亡診断書を作成し、遺族がその死亡診断書を添えて死亡届を役場に提出すると、埋火葬の許可がおりて、死亡した人の戸籍が抹消される。[船尾忠孝]

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世界大百科事典内の変死体の言及

【異常死体】より

…犯罪による死亡が疑われる場合や,死亡の原因や状況をさらに明確にする必要のある場合には,死体の解剖(司法解剖あるいは行政解剖)を行う。ときに混用される言葉に〈変死体〉があるが,異常死体は,病気によらない死亡をすべて含む点で,その範囲がはるかに広い。死亡診断書変死【福井 有公】。…

※「変死体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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